スリランカについて

★スリランカってどんな国?

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インド洋に浮かぶ島で、インド大陸から一粒の涙がこぼれ落ちた雫のような形から「ディヤ ドロップ」泪の雫の島とも言われております。スリランカ(Sri Lanka)は、昔から様々な名前で呼ばれてきました。ギリシャ・ローマ人は、゛タブロベーン゛アラブの船乗りは、゛セレンディブ゛ポルトガル・オランダ人は、゛セイラオ゛゛セイラン゛そして17世紀イギリス人は゛セイロン゛と名づけました言葉は違っても全て賛美する呼び名です。゛セレンディブ゛とは、英語の「Serendipity」心の平和・思いがけない幸せ・予期せぬ出来事の意味で現在の国名Sri Lankaはシンハラ語(スリランカの公用語)で『光輝く島』という意味です。かって、4月から10月にかけて西から吹く風に乗って、ヨーロッパ諸国の多くの人々が海を渡りこの東の楽園にやって来ました。シナモンの香り、永遠の輝きを放つ宝石、ヤシの緑の海岸、島に魅了された人々は憧れから欲望へと富みと支配を求め、島の人々の生活にも影響を与え、しかし守り続けた暮らしの中に素顔は素朴で素敵な人々の笑顔に出会えるのが、とても嬉しく、それが南の楽園スリランカの魅力です。

国 名 スリランカ民主社会主義共和国(SRI LANKA)
首都名 スリジャワルダナプラコッテ(SRIJAYAWARDENAPUJRA)
時 差 日本時間-3時間(GMT+6時間)
通貨・貨幣 1スリランカルピー(LKR)
祝祭日 ボウヤディー(満月の日)・タミール民族の祭り・ラマザン祭り等
言 語 公用語シンハラ語・タミール語・英語
宗 教 仏教・ヒンズー教・イスラム教・キリスト教
人 口 約2,028万人(2012年3月)
面 積 約6万6000平方km 日本の約0.2倍
住 民 シンハラ人・スリランカタミール人・インドタミール人・スリランカムーア人


スリランカ紅茶の産地について

スリランカ紅茶の五大産地(現在は7ケ所) 

セイロンには、代表的な紅茶の産地が、5つあります。
ウバ・ヌワラエリヤ・ディンブラ・キャンディー・ルフナこの5大産地をファイブ・カインズ・ティーと言い、産地によって 味、香り、水色(すいしょく)が、それぞれの違いが絶妙な味わいとなり、世界中の紅茶愛飲家を楽しませております。近年、これらの地域にウダプセラとサガラガムワの産地が加て7ケ所となりました。スリランカは、かってセイロンと呼ばれ、インド洋に浮かぶ小さな島国です。スリランカは、文化と風光明媚な事で知られ、総面積が65,610km平方で赤道から4度北に位置し、海抜2600mの起伏にとみ、さまざまな気候と風景を生み出しています。19世紀の後半、紅茶の栽培にとって幸運な発見がありました。それは、場所と標高によって異なる気候が紅茶の生産に良い結果をもたらすと言うものでした。さまざまな種類の高品質の紅茶が作られ、さらに異なる土壌の中から個性的な素晴らしい紅茶が出来ることです。

スリランカは小さな国ですが、お茶の生産量は世界第4位の地位を占め、世界第2位のお茶の輸出国です。
スリランカの紅茶産地は、ひとつの紅茶産地でもいろいろな地区に点在し、全てを味わうのは到底無理と思われる程多くの茶園があります。

<< ヌワラエリヤ>>

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ヌワラエリヤは、海抜1800から2000mの高地に位置し、過ごしやすい気候と自然に恵まれた地方です。花の多い牧草地や原生林や高原があり、英国の植民地時代には、英国人が祖国、イギリスを思い浮かべて作ったと言われるくらいイギリスの町並みが、スリランカのリトル・イングランドとして今もイギリスの面影を強く残しております。ヌワラエリヤは、独特の風味の紅茶を産出する事でも知られております。爽やかな空気とイト杉のふくよかなにおいに満ち、ユーカリプテスと野生のミントの芳香が漂っています。恵まれた環境で育まれた紅茶であればこそ、世界の紅茶通を満足させる茶葉が生まれるのです。柔らかで爽快な 渋味とデリケートな香りに満ちています。ヌワラエリヤの紅茶は、ウバと並ぶセイロンを代表する紅茶です。


<<ウバ>>
スリランカの中央山岳地帯の東斜面で海抜約1000から1700mの地域で栽培されているのが、ウバ茶です。独特の風味と刺激的な味があり、ミントフレーバーと言われる、メントール系の香りと味が特徴と言われ、ウバ好きな紅茶通に 特に好まれています。また、カップに注いだ時、カップの内側の縁にリング状態が現れる事をゴールデン・リングと言われ、上質茶に見られる現象です。

<<ディンブラ>>
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ディンブラは、セイロン紅茶の中では、最も有名な名前です。この地域は、1870年代にコーヒーに変わってセイロンで最初に紅茶の栽培された地域のひとつだからです。茶園地帯は、広大な西側のなだらかな斜面に沿って広がり、海抜1200から1700mの高地に位置し、ハットン、ディコヤ、タラワケとナヌオヤとヌワラエリヤの西の端までひろがっています。南西モンスーンは、ディンブラで産出される紅茶の品質に影響を及ぼしてします。毎年1月から3月までの、冷たい乾燥する気候がディンブラのクオリティーシーズンと呼ばれ、この西の地域のクオリティシーズンには、渋味と力強い香味があります。

<<キャンディー>>
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 古都キャンディー付近で取れる紅茶は、中高産茶として知られています。特にこしが強いことで知られ、コクの強い紅茶を好む人には喜ばれています。海抜700から1400mの中高地で栽培され、この辺はスリランカで最初に紅茶が栽培された地域です。特に有名な、スコットランドのジエームス・テーラーは、「紅茶の神様」としてよく知られています。

<<ルフナ>>

ルフナ茶は、標高500mに位置し、スリランカの南の地域に広がる茶園地帯です。スリランカの紅茶産地は、広大な茶園がプランテーション化された工場で生産されているのが主ですが、ルフナ茶の産地は、小規模な茶園農家さん達から集めた茶葉を共同の工場で生産する方法で作られています。スリランカの産地では、広い地域に茶園が点在しているため、以前は、ルフナと言う1銘柄だつた物が、ラトナプラとサガラガムワと言う2銘柄になりました。

茶葉の特徴は、形状は比較的大きく、色は黒くしっかりとした重みのある茶葉が多くみられます。特に中東方面への輸出が多く、近年日本でも徐々に人気となっております。プレーンティーで甘くして飲むのが、中東スタイルですが、日本では、ストレートで味わうのが一般的になっています。